【小学校受験情報】お受験の悩み相談は指導歴30年の塾長が解決〔吉祥寺英心@塾〕

噂に翻弄された果てに_「特A&A」⇒「特A&特A」すべり止めナシ…

【噂】より勝る【実力】_そしてご家庭の主体性

☆ケースその11 塾との相性、名門女子校との相性

「私立小学校を受験するのであれば、雙葉小学校以外の受験は認めない。」というのがお父様のご実家の意向。雙葉小学校は私立小学校の中では特Aランクです。
それと並ぶのが白百合学園小学校。
この雙葉小学校を志望するお母様は夏休み直前になっても夏期講習をなかなか申し込んできません。
教室としても準備の都合上支障をきたすので、
“まだ、お手続きをされていないようですが、いかがしましょうか。”と申し上げたら、
“実は他所の幼児教室の夏期講習を申し込んでしまいました。”とおっしゃるわけです。
雙葉小学校の合格者から、女子校専門コースを設けている塾でないと合格できないと勧められたらしいのです。
“では、うちはいかがしますか。退会しますか。”
“いいえ、9月になったらまたお世話いただけないでしょうか。”
“そうですか、その塾にはもうお金は払ってしまったのですか。
“45万円払いました。”
“それは捨てるわけにはいきませんね。では、そちらで夏期講習を受けてください。9月になって、もし、英心でよろしければお預かりします。”
夏期講習が明けて9月の第1回目の授業にJ子ちゃんは戻って来ました。
久々に会って、あまりの変わり様に絶句…。
女の子なのにスカート姿にもかかわらず大股を広げて椅子の背もたれに片足を乗せて座っているのです。
“J子ちゃん、どうしたの! お行儀良くしなさい。”
“はぁい”
以前は「はい」と返事のできるお子様でした。
また、授業中であるにもかかわらず、いきなりトコトコと歩いて黙って教室から出ようとしたのです。
“どこへ行くの?”
“トイレ”
単語でしか話すことができなくなっていました。
その日の授業が終わってから、
“実は、今日はこういう様子だったのですが、何があったのですか。”とお母様に尋ねたところ、
“先生、申し分けありませんでした。他所の幼児教室へ行かせたのが失敗です。すべて私がいけないのです。もう、受験は諦めます。”と涙ながらにその塾の夏期講習での様子を訴えました。
“お母様、今となっては、雙葉小学校は難しいと思いますが、お嫁さんの立場上、ご主人様のご実家の顔も立てなければいけないでしょう。田園調布雙葉小学校でしたら受かるかもしれませんが、雙葉系はJ子ちゃんには合いません。むしろ、白百合学園小学校の方がよいでしょう。ですから、ご実家の顔をたてて特Aランクの雙葉小学校と、私の勧める特Aランクの白百合学園小学校、滑り止めはなし、これでいきましょう。必ず白百合学園小学校には合格させます。”
白百合学園小学校の入試を終えた直後、お母様がちゃんとできたかを尋ねたら、
“私はもうダメ、ダメなの。絶対に受からないの。”と泣き出したそうです。
しかし、私が聞いたら38問中、できなかったと記憶しているのは3問だけです。
“お母様、彼女ができなかったのは3問だけと言うのだから合格していますよ。でも、万が一、ケアレスミスを含めて5問あったら、かなり厳しいと覚悟してください。”
予想通り、白百合学園小学校に合格を果たしました。
J子ちゃんを勇気づけたのは土壇場で手渡した『ファミリアのカレンダー』でした。