【小学校受験情報】お受験の悩み相談は指導歴30年の塾長が解決〔吉祥寺英心@塾〕

チック症状を起こしたら即退会_セルロイド人形の目をした少女

☆ケースその4 セルロイド人形の目をした少女

私は他所の幼児教室からチックを起こしたお子様には2週間以内に笑顔を出せるか否か、大変に緊張します。
それを過ぎるとかなり事態を深刻に受け止め、過去に一例だけ、
「来春、公立小学校の桜の木の下を親子で手をつないで笑顔で正門をくぐれるようにすることがお子様への真の愛情ではないでしょうか。」と、受験を断念していただいたケースがあります。
その女の子は春に他所の幼児教室から転塾してきました。
体験教室のときには、女の子の目はまるでセルロイド人形の目のように冷たく何も語りかけてはくれませんでした。
“お子様は以前からおとなしい性格なんですね。”
“いいえ、その幼児教室に通うまでは近所でも‘N美ちゃんは人前でも歌ったり踊ったりできて、ひょうきんで明るくてうらやましい’と評判でした。”
“なぜ、もっと早くN美ちゃんの変化に気づかなかったのですか。”
“入室2ヵ月の終わりごろ様子がおかしいことを主人に話しました。しかし、主人は‘そんなはずはない、おまえの勘違いだ。”と取り合ってくれませんでした。3ヵ月目に主人が授業を参観し、事の重大さに気づき即日退会させて、こちらにお伺いしました。”とのこと。
お父様を交えて今後の方針を模索する中で、
“私は数字に弱く合格率96%に魅かれ入室させたものの、今になって思えば、まさに宗教集団の洗脳のようでした。1人だけが途中で抜ける勇気がありませんでした。”と落胆していました。
英心に入室後2ヵ月で、2回に1回は授業を受けられるまでに回復はしたものの、受けられない日は教室の片隅にうずくまり、私が膝をついて声をかけても返事をするでもなく、両手を口に当て、すっかり冷め切ったセルロイドのような目は相変わらず何も語りかけてはくれませんでした。
私はご両親様に断腸の思いで決断を迫りました。
退会後、夏休みにN美ちゃんのお母様からコミュニティーホールでお声をかけられ、その後はすっかり明るさを取り戻し、元気に幼椎園生活を過ごされているご様子で安堵いたしました。
このように背を向けた子どもに無理を強いるとチック症状が出る場合があります。
子どもの様子がおかしいと気づいたら、すぐ塾の先生に相談してください。
塾の対応に納得できなかったら、即刻、退会すべきです。
小学校受験の是非は方法論と、それに基づいた実践こそが肝要。私ども教育者はそれぞれのお子様の将来をお預かりしていることを真摯に肝に銘じ、日々教壇に立たなければならないのです。